□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ TeraPad Ver.0.89a 2005/10/06 寺尾 進 t-susumu@mvh.biglobe.ne.jp http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■TeraPadについて TeraPadはシンプルなテキストエディタです。主な機能は下記の通りです。 ・行番号, 桁ルーラー表示 ・画面分割 ・D&D編集 ・IMEの再変換に対応 ・元に戻す, やり直し (64〜10000回の範囲で設定可能) ・HTML, Perl, Ruby, C/C++, VB, Delphiなどの各種編集モード ・引用行のカラー表示 (「>」「>」など任意の引用符を設定可能) ・URL, メールアドレスのカラー表示と関連付けされたソフトの起動 ・外部プログラムの起動 (コマンドラインへファイルパスを渡せる) ・DDE通信によるWWWブラウザでのプレビュー機能 ・TAB, 全角空白, 改行, [EOF]マークの表示 ・矩形選択 ・禁則処理 ・標準入力の取り込み ・TAB, 空白インデント編集 (矩形選択時も可能) ・文字コードの自動認識 (認識したコードで保存可能) ・排他制御 ・検索, 置換機能 ・オートインデント (Shiftで切替可能) ・テキストの印刷 (コマンドラインパラメータ「/p」で印刷可能) ・印刷プレビュー ■動作環境 Microsoft Windows 95/98/Me/NT4/2000/XP の動作する環境 ■インストール ○インストーラ付きの場合 ダウンロードしたファイルを実行し、画面に指示に従って下さい。 ○インストーラなしの場合 ・ダウンロードしたファイルを解凍して下さい。 下記のファイルが解凍されます。これらのファイルを適当なフォルダに 置いてTERAPAD.EXEを実行して下さい。 ・TERAPAD.EXE プログラム本体 ・README.TXT このファイル ・HISTORY.TXT 更新履歴 ・TPADKEYS.HLP ショートカット一覧ヘルプファイル ・TPADKEYS.CNT ショートカット一覧コンテンツファイル ・USR.TXT USR.INI ※0.74よりヘルプファイルは同梱してません。m(__)m ■アンインストール ○インストーラ付きの場合 コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]から削除して 下さい。 ○インストーラなしの場合 レジストリへは何の情報も書き込んでいませんので、インストール先の フォルダ内のファイルをすべて削除するだけです。作成したショート カットも忘れずに削除して下さい。 ■関連付けについて Windowsのフォルダオプションで関連付けたいファイルタイプ探し、 C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe "%1" と設定して下さい。 この「%1」を「"」で囲うのは必須です。 正しく設定しないとパスに半角 空白が含まれているファイルのオープンに失敗します。 ■ユーザー別の設定 デフォルトでは、Windowsへログオンしたユーザー毎に設定内容を保存しま す。全てのユーザーを同じ設定にするには同梱されている「usr.txt」を 「usr.ini」へリネームし「UserIni=0」としてください。また、Win2000/XP 等でユーザープロファイルフォルダのApplication Dataフォルダを指定した い場合は「UserIni=2」とします。 例) Application Dataフォルダを指定する場合 [INI] UserIni=2 ※ ユーザー毎のフォルダを指定した場合は、初回起動時のみTeraPad.iniと キーワードファイル及びDEFAULT.TPCをTERAPAD.EXEと同じフォルダから コピーします。それぞれのファイルがTERAPAD.EXEと同じフォルダに存在 しない場合は何もしません。 ※ デフォルト(UserIni=1)の場合はTERAPAD.EXEのあるフォルダの下に usr\[ユーザー名]の形式でフォルダが作成され、その中の各設定ファイ ルが対象になります。 ※ Application Dataフォルダ(UserIni=2)の場合は「TeraPad」という名前 のフォルダが作成され、その中の各設定ファイルが対象になります。 ■INIフォルダ指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/i=XXXXX」とフォルダが指定されている場合 は、そのフォルダのINI, KWDを使用します。このパラメータは[新規作成] [開く][開き直す]などのTeraPadからTeraPadを起動する場合にも有効です。 尚、パスに半角空白を含む場合は全体を「"」で囲ってください。 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe "/i=c:\hogehoge" ~~~~~~~~~~~~~~~~ ■印刷指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/p」とファイルが指定されている場合は 直ちに印刷を開始します。 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /p D:\Readme.txt ~~ ■行指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/j=**」「/jl=**」とファイルが指定 されている場合は**行へジャンプします。 /j=** 折り返し行をカウントする /jl=** 折り返し行をカウントしない(論理行) 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /j=10 D:\Readme.txt ~~~~~ ■末尾移動パラメータ コマンドラインパラメータに「/je」とファイルが指定されている場 合はテキストの最後へジャンプします。(Ctrl+Endと同等の動作) 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /je D:\Readme.txt ~~~ ■編集モード指定パラメータ コマンドラインパラメータに以下の指定した場合は各編集モードで 起動します。 /def 標準モード /html HTMLモード /perl Perlモード /ruby Rubyモード /ini INIモード /bat バッチファイルモード /cpp C/C++モード /java Javaモード /vb VBモード /hsp HSPモード /pas Delphiモード 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /html ~~~~~ ■書き換え禁止パラメータ コマンドラインパラメータに「/r」又は「/rl」とファイルが指定されている 場合は書き換え禁止モードで起動します。 /r 解除可能な書き換え禁止モード /rl 解除不可能な書き換え禁止モード 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /r D:\Readme.txt ~~ ※読み込み専用ファイルは書き換え禁止モード(/rl)で開きます。 ■初期フォルダ指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/d=XXXXX」とフォルダが指定されている場合 は、そのフォルダが「開く」「保存」ダイアログの初期フォルダになります。 コマンドラインでファイルやフォルダが指定されている場合は無効です。 尚、パスに半角空白を含む場合は全体を「"」で囲ってください。 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe "/d=C:\MyDoc" ~~~~~~~~~~~~~ ■文字/改行コード指定パラメータ コマンドラインパラメータに以下の指定した場合は指定のコードをセットし て起動します。文字コードと同時にファイルを指定した場合は、強制的に指定 の文字コードで読み込みます。 /cs SHIFT-JIS /cj JIS /ce EUC /cu Unicode /cu8 UTF-8 /cu8n UTF-8N /ecl CR+LF /ec CR /el LF 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /ce /el ~~~ ~~~ ■折り返し指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/wb=XX」が指定されている場合は、XX桁で折り 返したて起動します。-1を指定した場合は折り返しOFFとなります。 このパラメータを指定し、起動後にオプションをダイアログで[OK]ボタンを押 すか、「メニューでの設定変更は保存しない」がOFFの状態でメニューから設 定を変更すると、このパラメータで指定した内容がINIに保存されます。 例-1) 折り返し72桁で起動 C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /wb=72 ~~~~~~ 例-2) 折り返しOFFで起動 C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /wb=-1 ~~~~~~ ■TABの文字数指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/tab=X」が指定されている場合は、TABの文字 数Xで起動します。 このパラメータを指定し、起動後にオプションをダイアログで[OK]ボタンを押 すか、「メニューでの設定変更は保存しない」がOFFの状態でメニューから設 定を変更すると、このパラメータで指定した内容がINIに保存されます。 例) TABの文字数2で起動 C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /tab=2 ~~~~~~ ■継承パラメータ コマンドラインパラメータに「/t」が指定されている場合は、[新規作成]や [開き直す]で起動するTeraPadへ、全てのコマンドラインパラメータを渡しま す。但し、「/i=XX」は、この指定の有無に関係なく常に渡されます。 ■Outputモード指定パラメータ コマンドラインパラメータに「/o」を指定した場合はOutputモードとして起動 します。 例) C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe /o ~~ Outputモードの仕様は下記の通りです。 ・タイトルは「 - TeraPad」となる。 ・編集しても変更状態にならない。EM_GETMODIFYは常にfalseを返す。 ・ファイルの読み込み、または、保存を行うを解除される。 ・WM_APP+417でOutputモードか?調べることが可能。 ・WM_APP+418でOutputモードの設定または解除が可能。 ※ WM_APP+417/418についてはTeraPadユニット0.17以降のTpGetOutputMode/ TpSetOutputModeを参照ください。 TeraPadユニット http://groups.yahoo.co.jp/group/team-terapad/files/TeraPadUnit/ ■標準入力の取り込み TeraPadは標準入力の取り込みに対応しています。例えば、コマンドプロンプ トで下記のように打ってみてください。TeraPadにコマンド「dir」の出力結果 が表示されるはずです。この時TeraPadはOutputモードで起動します。 > dir | "C:\Program Files\TeraPad\TeraPad.exe" この機能を利用する際は「TeraPad.exe」を置いているフォルダにパスを通し ておくかバッチファイルを作成しパスの通っているフォルダへ置くといいです。 ■キーワードファイルについて 「Perl」「Ruby」「BAT」「C/C++」「Java」「VB」「HSP」「Delphi」の各編 集モードのデフォルトのキーワードは内部に持っています。オプションの[色] タブの[キーワード編集]ボタンを押した際、下記の各キーワードファイルが存 在しない場合はデフォルトの状態のキーワードファイルが作成されます。 また、TeraPad.exeと同じフォルダ内にキーワードファイルが存在する場合は、 新しいINIフォルダが作成される毎にそのフォルダへコピーされます。 ・PERL.KWD Perlモード用 ・RUBY.KWD Rubyモード用 ・BAT.KWD BATモード用 ・CPP.KWD C/C++モード用 ・JAVA.KWD Javaモード用 ・VB.KWD VBモード用 ・HSP.KWD HSPモード用 ・DELPHI.KWD Delphiモード用 ■色設定ファイルについて オプションの[色]タブの[色設定読込/保存]で扱われる色設定ファイルの拡張 子は「TPC」です。TeraPad.exeと同じフォルダ内に「DEFAULT.TPC」が存在す る場合は[すべてリセット]ボタンを押した際に読み込まれます。 また、TeraPad.exeと同じフォルダ内に「DEFAULT.TPC」が存在する場合は、 新しいINIフォルダが作成される毎にそのフォルダへコピーされます。 ■文字コード自動認識機能について 文字コード自動認識機能は完全なものではありません。半角カタカナなどが 含まれていると誤認識したり、文字化けしたりしますので、十分注意してお 使い下さい。うまく動作しない場合はOFFにしてください。 ■IME再変換機能について 環境によっては、再変換実行時にTeraPadが落ちることがあります。(^^; その際、下記の二行をTeraPad.iniへ追加して下さい。その後TeraPadを起動 すると再変換が効かなくなり、落ちることもなくなります。 [OptionEx] ImeReConv=0 ■ファイルを開くと名前を付けて保存ダイアログのサイズ変更許可 下記の二行をTeraPad.iniへ追加すると、ファイルを開く、名前を付けて保存 ダイアログのサイズ変更ができなくなります。この状態では、Win98でも表示 する度に位置調整されるようになります。Win95ではどっちにしてもサイズ変 更はできません。 [OptionEx] FileDlgEnableSizing=0 ■縦スクロール時のキャレット位置 下記の二行をTeraPad.iniへ追加すると、縦スクロールしてもキャレットが画 面上から消えることがなくなります。キャレット位置を保ってスクロールす る動作になります。 [OptionEx] CaretLockScroll=1 ■リンクとして認識する文字を追加する TeraPad.iniへ[OptionEx]セクション追加し下記のキーを追加すると、URL またはメールアドレスとして認識する文字へ追加することが出来ます。全角 文字を指定しても無視されます。 例) URLとして認識する文字に「(」を、メールアドレスとして認識する文字 には何も追加しない例。 [OptionEx] UrlChars=( MailChars= ■仕様 ・プロポーショナルフォントには対応していません。 ・折り返し桁数を変更するとUndo情報がクリアされます。 ・折り返しOFF時の一行当たりの最大文字数は8000文字です。最大文字数超 えると[EOF]と改行記号以外は表示されませんが、文字列が削除されるわ けではありません。 ・[空白 インデント]を実行すると、行のTABが空白に変換されます。 ・矩形選択時の[TAB インデント][空白 インデント]は、折り返し行又は もう一回実行すると折り返しされる行は無視します。 ・折り返しの3行目以降の正しい色分け表示はできません。 ・ウィンドウ最小化時のアニメーションは無効です。 ・Perl, Ruby の「print <<"XXXXX";」以降の色分けは非対応です。 ・画面分割時にマウスでスクロールバーを操作してもフォーカスは移動し ません。 ・Windows XP ではツールバーのボタンはフラット固定です。 ■未解決の問題点 ・Windows98でMSIME98の未確定文字がある状態でウィンドウを最小化しても、 その未確定文字がデスクトップに残ってしまう。 ■謝辞 このプログラムを作るに当たって、以下のDelphi用コンポーネント及びライブ ラリを使用させて頂いております。このような有用なツールを公開されてい ることに感謝いたします。 TEditor コンポーネント(改):本田勝彦氏作 TStringsPrinter コンポーネント(改):本田勝彦氏作 CCB(色選択ComboBox) コンポーネント(改):DEKO氏作 WindowsXP 対応コンポーネント:飛龍++氏作 JCONVERT.PAS 文字コード変換ユニット:EarthWave Soft(IKEDA Takahiro)氏作 BRACKET.PAS 対応括弧検索ユニット:otomo氏作 ■アイコンについて TeraPadのアプリケーションアイコン及びツールボタンの256色アイコンは、 PiaZさんに作成して頂きました。感謝感謝です♪ PiaZさんのホームページ http://hp.vector.co.jp/authors/VA013969/ ※サイトは閉鎖されているようです(2005/05/07現在) ■ヘルプについて TeraPadのヘルプは、でるふぃさん制作のHTML形式のものを、ちゃう2さんが CHM形式へ移植したものです。頭が下がります。感謝ですーm(__)m でるふぃさんのホームページ http://members.tripod.com/delfy_m/ ちゃう2さんのホームページ http://gloaming.hp.infoseek.co.jp/ ※ヘルプは上記ちゃう2さんのホームページよりダウンロードして下さい。 ※TERAPAD.CHMはTERAPAD.EXEと同じフォルダへ置いて下さい。 ※ヘルプは必ずしも最新バージョン対応とは限りません。m(__)m ■著作権その他 このプログラムはフリーなのでどうぞ自由に御使用ください。なお、著作権 は作者である私が保有しています。転載は自由ですが、事後でも結構ですの でメールを頂ければありがたいです。また、本ソフトを運用した結果につい ては、作者は一切責任を負えないのでご了承ください。 ■サポート 詳しい使用方法は「TeraPadヘルプ」「TeraPad-FAQ」をご覧下さい。 「TeraPadヘルプ」 http://harpy.org/delfy/tpadhelp/ 「TeraPad-FAQ」 http://alice.in.arena.ne.jp/d_web/terapad_faq/ また、ご質問ご要望バグ情報等ありましたら、下記URLの「サポートBBS」まで お寄せ頂くか、「TeraPadメーリングリスト」へ投稿してください。 「サポートBBS」 http://sum.s60.xrea.com/ 「TeraPadメーリングリスト」 http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/terapad@freeml.com 個別メールでのお問い合わせなどにつきましても、可能な限りお返事させて頂 きますが、開発は一人でやっておりますし、本業の業務等の都合で思うように 時間がとれない時もあります。そのため、個別にお返事が出来ない場合もあり ますが、何卒ご容赦ください。m(__)m ■開発環境 Microsoft Windows XP Professional Borland Delphi 4 Professional ■更新履歴 ・History.txtをご覧下さい。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□